2017/09/28 22:50

ここ5年ほどでしょうか、多肉植物は間違いなくブームになっています。
小さな町の花屋でも雑貨屋さんでも、必ずといっていいくらい多肉植物が置いてありますね。
以前はサボテンやサンスベリアをちらほら見かける程度でしたが、今はブームの立役者であるハオルチアがあちこちで売られています。

そのブームにほんのり乗って、徐々に盛り上がってきているのが珍奇植物というジャンルです。
見たことがないような珍しい姿形をしていればなんでも珍奇植物です。
そのため日本においては、必然的に目にする機会の少ない外国の植物が多く該当します。
(ハオルチアも珍奇な姿をしていますが、知名度が高いためかあまり珍奇植物とは言われません)

ケープバルブはそんな珍奇植物の代表格。とにかく不思議な形や色をしたものが数多くあります。

写真は、マッソニア プスツラータの葉が伸び始めたところです。少しだけ開いた葉の内側に、紫色のブツブツがびっしり生えています。
この中に指を入れろと言われたら…躊躇してしまいますね。
でもあと1~2週間すれば、葉は大きく広がりとても愛らしい姿になります。
―― Massonia pustulata
―― Cape Bulb

続いてもマッソニアから、マッソニア ピグマエアです。
こちらは、ブツブツではなくもじゃもじゃです。指を入れたら毛が絡まって抜けなくなりそう。
でもあと1~2週間すれば、小ぶりで丸っこく可愛い姿になります。

―― Massonia pygmaea
―― Cape Bulb

共に妖しげな雰囲気を漂わせる2つのマッソニア。
でもブツブツともじゃもじゃ、一体何が2人を別の道へ歩ませたのでしょうか。
ブツブツの方が…表面積が増える?もじゃもじゃだと…水蒸気がキャッチできそう?

そんな珍奇な悩みを抱えながら、今日もせっせとお世話するのでした。