2017/10/11 21:20

朝、目がさめると、いつも通り植物たちの様子を見に行きました。


ふむふむ今日も元気そうだと眺めていると、ブルンスビギア ボスマニアエの花がゴロンと落ちてるではありませんか!(再現画像↓)

―― Brunsvigia bosmaniae
―― Cape bulb

まるで斬られた首が落ちているかのようですが、ご安心ください。ブルンスビギアの戦略なのです。
このように球根から離れた花のかたまりは、風を受けてボールのように転がります。転がるうちに種が撒き散らされ、生息範囲が広がるという算段。まったく植物の知恵には驚かさせます。
童謡「どんぐりころころ」では、種(どんぐり)そのものがころころするのに対し、こちらは花ごところころするというわけです。

写真の株は、観賞のため屋内に入れておいたのが幸いし風でどこかへ運ばれずに済みました。

「どんぐりころころ」のどんぐりは、転がった先の池にどんぶりこ(池に落ちた音だそうな)します。その後どじょうと遊んでいるうちに元の山が恋しくなる、という歌詞です。でも元の場所恋しさに帰ってしまっては、せっかく転がってきた意味がありませんね。