2017/10/14 14:38

ビザールプランツ(=珍奇植物)といえば、くるくるとらせん状になった葉を一番初めに思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。

一目で日本の植物ではないとわかるその特異な姿は、植物好きでなくとも「えっ、なにこれ?!」と興味を持たれることでしょう。

ケープバルブには、それはもうあらゆるくるくる植物がいます。
くるくる属代表のゲチリスは、たくさんの細い葉を縦に伸ばし、水平方向に巻きます。
アルブカ コンコルディアナは葉をやや開き気味に伸ばしながら、やはり水平に巻きます。と思いきや、同じアルブカでも、アルブカ スピラリスはぜんまいのように葉先だけが強くカール。
日本ではほとんど流通していませんが、くるくる+うねりの2つ技を見せるディプカディのような芸達者もいます。

そんなくるくるの宝庫から、今日とりあげるのはこちら。


―― Cyrtanthus spiralis
―― Cape bulb

キルタンサス スピラリスは、キルタンサスの中でも特に強くカールする種類。深緑にやや白い粉がかった色味も素敵です。
花は赤いラッパを吊り下げたような面白い咲かせ方をします。
徒長しづらく、冬型でありながら夏でも環境が合えば葉が落ちないので、くるくる入門におすすめです。
現在ショップで販売中ですので、ぜひご覧ください。