2017/11/16 22:09

あなたは植物の水遣りに自信がありますか?今日は水遣りって奥が深いと改めて感じたお話です。

初めて植物を育てる人や、よく知らない植物を買う人が最も心配することは「枯らしてしまわないか」だと思います。
育て方を店員さんや知人に聞いたり、ネットで調べることになるのですが、ここで壁にぶち当たります。
ある人は3日に一回水やりするのが良いと言う。
園芸本には週一が良いと書いてある。
ネットで調べると「土の表面が乾いたら」と言っている。
一体何が正解なのかわからずお手上げになってしまうというわけです。

結論としてはあらゆる要素、つまり日当たり、通風、鉢の通気性、土の性質、果てには育てる人の性格にもよるので「ケースバイケース」なのです。
だからある程度方針が決まったらそれで育ててみて、成功や失敗を繰り返し、経験を積むしかない。
水遣りはそのように奥の深い作業であり、「水遣り3年」なんて言われるゆえんです。
ですがこの言葉も厄介で、その意味は「3年で水遣りがマスターできる」なのか、「3年でようやく基礎が身につく」なのか実はわかりません。

前置きが長くなってしまいました。こんなことを書いたのは、先日一つ球根をダメにしたからです。
ありし日の写真がこちら。

― Lachenalia kliprandensis
― Cape Bulb

当ブログの最初の記事に登場したラケナリア クリプランデンシスですね…切ない。

ダメにした原因は水のやり過ぎによる腐敗。この球根だけ保水性の高い土(赤玉土100%)に植えられていたのに、他と同じように水遣りしていました。今年は全然腐らせていなかったので、久々にショックです。いや、腐らせていなかったからこそ油断が生まれていたとも考えられます。

とまあ、このように3年以上経っても水遣りには失敗します。
水遣り3年は、「3年でようやく基礎が身につく」という意味で覚えることにしました。皆さんもお気をつけて。